2025年2月22日(土)、コミュニティ活動としては最後となる、『北極域実践コミュニティワークショップ〜シナリオプランニング/北極域から未来を見る〜』を開催しました。
今回は最終回ということで、道外からも会員に集まってもらい、北海道大学にて現地開催しました。
今回のテーマは、“北極域から2040年の世界・地球を見る”。「シナリオ・プランニング」という手法で実施しました。シナリオ・プランニングとは、将来における不確実な可能性を考え、現在見えている「変化の兆し」を集め複数の未来(シナリオ)を洞察し、備えていく戦略立案手法の一つです。
まずはコミュニティ会員への事前インタビューから出てきた「不確実性のTIPS」のキーワードの中から、「不確実性が高く」かつ「インパクトが大きい」すなわち「起きるかどうかわからないが、起きた時には影響力が大きい」と感じるものを対話で選び出しました。これをもとに、その後の議論では「北極海の氷が夏に消失して北極域へアクセスしやすい/北極海の氷は通年で残り北極域へのアクセスがしにくい」「世界は環境配慮型の政策や生活を主軸に置く/世界は(少なくとも2040年までは)経済開発に主軸を置く」の2つの軸が設定されました。
軸が決まったところで残念ながらタイムアップとなってしまいましたが、じっくりと対話を重ね、みなさんからのするどい意見・考察で、北極域から見る未来への変化の兆しの片鱗が見えたのではないでしょうか。
今回のワークショップにて生まれたシナリオは、コミュニティの活動記録として制作する冊子にまとめて紹介する予定です。お楽しみに!
———————————————————————
ファシリテーター:黒井理恵(株式会社DKdo)
———————————————————————




